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みなさん、こんにちは。


 今月の初旬に、アメリカで史上初の黒人大統領が誕生しました。自由と平等を掲げながらも、ほんの40年ちょっと前まで、法制度のレベルで露骨な人種差別が存在し、現在もあらゆる場面でそれが色濃く残る世界一の超大国で、マイノリティーの国家元首が誕生した意義は、どれほど強調しても強調し過ぎということはないでしょう。

 あえて、少し旬を過ぎた感のあるこの時期にこの話題を取り上げるのは、勝利演説を読むたびに感動が高まってしまう状態では、ものを書く時にバイアスが掛かってしまうであろうことを自分で理解していたからです。気分的な高揚が収まるまで待つ必要がありました。私は政治家に過度な期待が禁物なのは、重々承知しています。そして、過度な期待の集合が危険であることも。
私は、共和党の予備選で党内ではリベラル派のマケインが早々に勝利し民主党ではヒラリーとオバマが接戦を繰り広げ3人に絞られた時点で、これでジョージ・W・ブッシュの8年のような時代から、おさらば出来る、と安堵したものです。それでも、一番期待していたのは、バラク・オバマでした。祖母がケニアに住んでいる彼の当選は、アメリカの成熟した民主主義の底力を感じさせました(日本の首相を始めとする2世議員が閣僚の大部分をずらりと占める硬直した状況と比較すればコントラストがよりくっきりします)。彼が勝利演説で言った「この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、今晩こそがその人たちへの答だ」は、ここ数年あらゆる局面で疑念を抱いていた私に返す言葉を与えませんでした。

 新大統領は、2004年の民主党大会の基調演説における、歴史的名演説「ただ一つのアメリカ」の時から比べても、(話の内容、表情から立ち居振る舞い言葉の抑揚にいたるまで)すごいレベルで成長を続けた事がわかります。そして、大統領に駆け上がる道程でのタフな選挙戦の中で終始、冷静で落ち着いていましたし、しっかりと準備していました。
それに比べ、声高に「私は準備が出来ている!」が口癖だった共和党副大統領候補サラ・ペイリンは、ブッシュ・ドクトリンについて何も知らなかったという副大統領になろうとする意思を持つ人間にとっては許されない致命的な無知により、何一つとして準備出来ていなかった事を露呈しました。あたり前の事ですが、その知識レベルの彼女が公の場で、対立する大統領候補をテロリスト呼ばわりするような資格はなかったですし、そもそもテロリストを正確に定義出来ていたのか、疑問です。
しかし、当の大統領候補本人達、オバマとマケインの戦いは昔から熾烈で手段を選ばないネガティブキャンペーンが自明であった大統領選でフェアプレーさえ感じさせ、正々堂々と戦っていました。これからして、新しい時代へのチェンジを感じさせました。

 もちろん、バラク・オバマはまだ、アメリカ大統領としては何もしていません。そして、史上稀に見る困難な状況での就任となり、アフガンとイラクの2つ戦争、待ったなしの地球環境の問題、そして恐慌になってもおかしくない金融危機など、世界でもっともタフな仕事達が待っています。
当選後、G20に参加しなかったりと不人気でレイムダックの現ブッシュ政権と、恐ろしいくらい賢明な距離を取るしたたかなオバマは、シカゴの貧民街の社会福祉活動家出身の「理想を語るリベラリストの申し子」から「冷徹なリアリスト」に変貌する可能性は否めません。彼がマイノリティーであるがゆえです(男性以上に男性的だった鉄の女マーガレット・サッチャーみたいなものです)。自らの経済政策が失敗するとか(前政権からの負の遺産であるこの危機的状況を、一体誰が打開・克服しうるというのでしょうか?)状況によっては、政治的勝利のためには手段を選ばず、血の決断も辞さないかもしれません。

 バラク “フセイン” オバマ。しかし、ミドルネームが、こう言っているように思えるのです。「目には目を、の憎しみの連鎖の時代は終わった。対話と融和と和解の時代の始まりだ。心の準備は出来てるか?世界の我々は出来るのか?」と。
 気分的にではなく、一週間以上自分の内面としっかり向き合い地に足つけた今、慎重に謙虚に誠実にしかし力強くこう答えたい。
Yes,we canと。




| - | 16:45 | comments(0) | - |
ニューチャンピオン!!!

みなさん、こんにちは。

 一昨日の夜、イプラスジム芦屋のプロボクサー野中悠樹選手の、日本スーパーウェルター級タイトルマッチがありました。結果は、8回TKO勝ちで、見事ニューチャンピオンとなりライオンのベルトを腰に巻きました。内容は、3回にダウンを奪うなど野中選手が終始、相手選手を圧倒し、私の見立てですが、終了ラウンドまでのポイントもフルマークだと思います。そのくらいの危なげない勝利でした。相手選手の偶然のバッティングが多く当り目上を切りこそしましたが、パンチをまともに被弾しなかったのです。一発だけ、確か右のフックがアゴの先端をかすめ「おっ」ってのがありましたけれども、本当にそれだけでした。手数、有効打とも圧倒し相手のパンチは華麗にかわす、この繰り返しでした。そして、初回から上に下にパンチをもらい続けてダメージが蓄積していた相手選手に8ラウンド、連打をまとめての勝利でした。今回の試合前の芦屋ジムでのトレーニングでは、視野の広さをデフェンスだけでなく、攻撃にも活かそう、というテーマでやっていたので、その通りになり、この満足感たるやハンパないです(笑)。
 今回は、当ブログ初めて、写真をアップましたのでご覧ください。(当ブログの主人も初登場です)

 歓喜の後のヒーローインタビューが終わりリングを降りて花道を引き返す時に、新チャンピオンは私を見つけて、思いっきり抱き合いました。二人の思い、というものがありました。芦屋ジムの会員さんは知ってのとおり、私の母が昨年、ガンを患いましたが、克服し完治しました。その後、野中選手のお父さんも、ガンを患いましたが、克服しました。前の試合のブログでの勝つ理由とは、この事だったのです。克服する過程であったお父さんには一番の療養でありましたし、チャンピオンベルトは決定的な癒しになった事でしょう。野中チャンピオンと私は、色々な試練を乗り越えては、その試練に感謝しつつ、より成長し、お互いにそれぞれの目標達成のイメージを信じて、悲壮感なく前進しました。チャンピオンと私には、歓喜が待っていました。

 まだ、ノーランカーだった野中選手と、本部ジムの私のクラスの会員として出会った頃の事も思い出しました。本当にその頃から今もずっと彼は“ええやつ”です。そして、謙虚です。最初、こういう良い人柄ではボクサーとしては大丈夫かな?と思ったくらいでした。ある名ボクサーが言ってました「謙虚な世界チャンピオンなんておらん」と。けれども、世界チャンピオンでも謙虚で“ええやつ”って感じのボクサーはいます。内藤大助選手しかり、元ですが高山勝成選手しかり。試合後、控え室でマスコミの取材に対応して喜びの輪がひと段落した後、そのままの格好で2階席に行って応援してくれた人達へのご挨拶まわりに回っているチャンピオンの姿を見て、感慨深くなりました。
 
 チャンピオンの“ええやつ”ぶりエピソードは枚挙にいとまがないのですが、最後に一つ紹介して終わりにしたいと思います。試合後にリング上に上がったチャンピオンの長女のお嬢さんのお名前は、「れのん」ちゃんです。れのんちゃんは9・11のテロがあった年に生まれました。9・11の後のきな臭い世界情勢の中で生まれたお子さんに“レノン”という名前を名づけました。もう、わかりますよね。世界平和の思いが込められています。
 第29代日本スーパーウェルター級チャンピオン野中悠樹は、心優しきニューチャンピオンなのです。

ベルトブログ

 応援してくださった皆様、本当にありがとうございました! 感謝、感謝です。




| - | 15:55 | comments(5) | - |
北京におけるリラックスと集中2
   
みなさん、こんにちは。
 

 北京オリンピックが終わり、日本のプロ野球にも五輪組が合流し、各選手が通常の職場において高いパフォーマンスで伸び伸びプレーしている姿を観ると、オリンピックという特別な状況で、前向きな情熱を心に込めつつ普段どおりにプレーすることが、いかに難しいのかが理解できます。だからこそ、ただでさえ緊張して萎縮してしまう状況で、やらない方がいい事ってあるのですが、それらをやっていたように思います。

 リラックスと集中。このことについて会員さんと話をしていたら、往年の名陸上アスリート、カール・ルイスについての興味深い話を聞きました。
 ルイス選手は、意外にもメンタルが弱かったそうです。素質・実力は申分ないのですが、大事な大きな試合になると勝ちきれない。走る時に人は、手は卵を持つように隙間を作って走るのが理想的なのですが、ルイス選手は力が入っちゃって手をギューッと握りこぶしを強くしてしまう。メンタル的には出来が悪かったんですね(笑)。そういうルイス選手の資質を見抜いたコーチは、手に無駄な力が入らないように手のひらをパーにして大きく開いて走ることを薦めます。あの独特の手の形は苦肉の策だったのです。そして、もう一つ、ルイス選手はレースの後半の時点で自分が先頭を走っていると、(勝たなければならない、と思ってしまうのか)萎縮してまう悪いクセがありました。そこで、コーチは、ルイス選手に50mを過ぎた時点で自分が先頭に立っていたら「顔だけはニカッと笑顔」をつくるように、と。この2点をさせました。結果として、ロスアンゼルスオリンピックにおいて100m、200m、走幅跳、男子4×100メートルリレーでの4個の金メダル獲得につながりました。当時のコーチがメンタル面に非常に造詣が深かったのか、それともすごく優秀なメンタルトレーナーをつけたのかはわかりませんが、ルイス選手のメンタル面に的確に関与するすごく良い仕事をしたと思います。

 ロス五輪から24年後の真夏の北京に、凄まじく驚異的な稲妻が炸裂しました。ウサイン“サンダー”ボルト選手は、レース直前に音楽に合わして体を揺らしたり面白いポーズをとったりして、超俊足ぞろいの選手の中でずば抜けてリラックスしていました。いざ走りだすと、神経と筋肉がスムーズに連係し、本当に観ているこっちが楽しくなるような伸びやかな走りで人類の歴史を塗り替えました。この光景は物語ります、ルイス選手が苦労して苦心して乗り越えようとしていた「もの」から、ボルト選手はハナから自由であったのだと‥。

 ボルト選手の最高の舞台での最高のパフォーマンスは、射撃女子エアピストルの表彰式の後、ロシアの銀メダリストとグルジアの銅メダリストが歩み寄って抱き合い「何事もわたしたちの友情は壊せない」と言い放ったシーン共々、世界は良い方向に向かう、と希望を抱かせる素晴らしい光景です。
と、織田裕二ばりに思わずデッカイ事を書いてしまいました(笑)




| - | 16:54 | comments(1) | - |
北京におけるリラックスと集中
 みなさん、こんにちは。

暑い日が続くので、近頃の私は、予定のない日は家にいて、テレビのチャンネルもオリンピック中継に合わしてしまいます。
開幕前、オリンピックにそんなに興味がなかった私も、日ごろ見ることのない競技の世界最高峰の戦いを見ると、「こんな種目もあんねやー」の感想から始まって、どんどん興味が沸いてきました。

やっぱり、私は仕事柄か、選手のメンタルに視点を置いてみます。
この4年に一度の大舞台で、勝ち負けやメダルの色に関係なく、自分の力を出し切って満足のいく結果を出す選手、反対に見るからに自分を見失ったり信じられなくなる選手。
女子バトミントンの小椋選手・潮田選手の通称オグシオペアの試合を見ていて感じたのですが、試合における展開や内容に関係ないところでの重圧に負けたように感じました。あの爽やかな容姿という宿命からくる、得体の知れない人気や注目からか、勝たなければならないって思い、バトミントンというスポーツを楽しめていないように思えました。内面の究極の所で、これが好き!楽しい!ってのがないと、あたりまえの話ですが、その試合に集中し能力総動員できません。
他方、末綱選手・前田選手のスエマエペアは準決勝で韓国ペアに負けるものの、全てを出し切った!という最高の笑顔を見せたので自分達にとっての最高のパフォーマンスだったのでしょう。これが出来ていれば、次の試合の勝ち負けによる銅メダルの有無はもちろん大切でしょうけど、メダルを得ることが出来なくとも彼女らなりの勝利に思えます。

今回のオリンピックの前半を見ていて、恐ろしく強いメンタリティを持ったチームを見つけました。それは、韓国女子アーチェリーです。
たまたまチャンネルを変えた時にやっていたのですが、私は初めてこの種目をまともに見たと思います。なんでも、韓国女子アーチェリーはオリンピック金メダル5連覇中なのだそうです(男子は4連覇)。それも初めて知りました。今回は悪天候が多く雷雨の中でも一切動揺することなく、的の真ん中に淡々と矢を射抜き続けて相手に圧勝していき、準々決勝では世界新をやってのけました。
そして、決勝です。相手は開催国の中国でした。解説の人が言うにはアーチェリーは集中力がものを言う競技なので、観客は通常は物音もたてずに沈黙するものなんですけど、韓国の選手が構えた時には、口笛や声を上げたりと色々と邪魔します。他方、中国選手の時は沈黙、こういう露骨な繰り返しでした。
しかし、中国の選手が的の真ん中を外しても、韓国の3選手は淡々と冷静沈着に的の真ん中のド真ん中を射抜き続けるのです。中国の観客からすると余程憎らしいのでしょう、最後の方はモラル完全無視状態で罵声や怒鳴り声を張り上げています。テレビで観ていて結構な騒がしさだったので、当日の会場では凄かったことと思います。しかし、韓国の選手は表情一つ変えずまったく動じません。結果は、韓国の圧勝で、最後はサラリと余裕のガッツポーズで終わりました。
二ューヨーク・タイムズが彼女らの事を「雨が降り、風が吹き、中国の観衆が騒いでも6連覇を達成した」と賞賛しました。
この一節、宮沢賢治みたいですよね。(笑)

で、メンタルの強さについて考えたんですけど、そのヒントになるのが韓国の女子選手の肩パッドの絵柄がそれぞれパンダのイラストや何かのかわいらしいキャラクターなんですよね。ひょっとしたら、これがポイントなのかもしれません。まるでアーチェリーマシーンかのように冷静沈着に集中、その肩には脱力系キャラ。
集中!集中!集中!これ、もちません。リラックスと集中なのです。
リラックスするからここ一番でより高度な集中ができるのです。
アーチェリーは男女共々韓国が圧倒的らしいんですけど、その次につけているのがイタリアだそうです。種目的に意外な感じがしました。ラテンの典型と東洋のラテン。競技においては「木鶏」の彼女らも、プライベートでは韓国ドラマに出てくる女性のように感情豊かなのかな?と勝手な想像を膨らませました。
その方が、私には合点がいきます(笑)
| - | 17:58 | comments(0) | - |
学びの秋
 みなさん、こんにちは。

秋のミニ講座3つを開催します。
今回は、芦屋ジムで以前に開催しました講座の中より反響の大きかった
講座を、新しい課題を持って多少の変化を加えより進化させた内容になってます。

一つ目は、
9月7日(日)10:30〜12:00
脳の働きを活性化させる!『眼のトレーニング講座』
                  (50歳以上の方対象)

この講座は、若干、内容を改訂した以外は、同タイトルの春に行った講座をほとんどの部分踏襲しています。
      
【こんな方の参加をお待ちしております】
・状況判断が遅くなってきた   ・眼の衰えを感じる
・物への焦点がうまく合わない  ・距離感が読めない 
・とにかく脳の衰えを感じる  など



二つ目は
9月21日(日)13:30〜15:00
       たった90分で!!?『きらきら輝く女性になる』
       好かれるより、必要とされる女性に!実践講座
       
このタイトルの講座は、初めての試みです。
以前、何人かの女性とホメる事について話したところ、タイトルの鍵括弧の中のような事を言われてホメられると嬉しい、と一様におっしゃられました。私にとっては意外な感じがしまして、この一見あいまいな女性像になるためのキーワードは心を多分に反映する脳を磨くことだ!と思い企画しました。
【こんな方の参加をお待ちしております】
・感情をコントロールしたい  ・タフなメンタルを身につけたい
・コミュニケーション能力をUPさせたい
・テキパキと段取りよく物事をこなしたい 
・いつもイキイキと輝いていたい    など



そして3つ目は
10月25日(土)13:30〜15:00
      ちょっとしたコツで変われる『成績UP手法公開セミナー』
                   (中高生限定、ご父兄の方も)

 この講座も、若干、内容を改訂した以外は、同タイトルの春に行った講座をほとんどの部分踏襲しています。 
      
【こんな方の参加をお待ちしております】
・成績が伸び悩んでいる    ・いざ、勉強しようにも集中力がない
・記憶力を効果的に上げたい  ・勉強意欲がなかなか出てこない  


        
講座は、すべて芦屋ジム内で開催予定です。
詳しいお問い合わせは、芦屋ジムまでご連絡ください。

| - | 18:05 | comments(0) | - |
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